おはようございます!小さいときからいろいろな国の言葉を聞くのが好きなimacocoです。
「日本でバイリンガルの子どもを育てる」セミナーに参加
去年、Tokyo Children’s Garden主催の「日本でバイリンガルの子どもを育てる」セミナーに参加しました。講師は、バイリンガル教育の専門家であるMary Nobuoka先生でした。セミナー内容は、バイリンガルの子どもを育てることについての基本的な背景、メリットや課題、そして、具体的なアイディアやアドバイスが盛りだくさんでした。
マジョリティー言語とマイノリティー言語
個人的には、”マジョリティー言語とマイノリティー言語”という考え方が特に参考になりました。”マジョリティー言語”は子どもにとって強いほうの言語です。そして、学校で使う言語が、子どもにとってのマジョリティー言語になるそうです。学校生活を日本語で過ごしている子の場合は、日本語がマジョリティー言語で、英語がマイノリティー言語になります。そして、子どもをバイリンガルとして育てたい場合は、子ども時間の30%は、マイノリティー言語の時間をつくる必要があるそうです。具体的には、学校で日本語を使っているのであれば、学校以外の時間では英語を使うというイメージです。
親が、両方の言語をしゃべることで両方の言語に価値があることを伝えられる
特に印象に残ったのは、親が言語を話せるか自信があるかないかにかかわらず、両方の言語をしゃべることの大切さです。親が、子どもに両方の言語でしゃべることで、子どもは、両方の言語に価値があるという強いメッセージを受け取るそうです。子どもたちのリスニング力は素晴らしいので、親の発音の癖や、ミスをそのまま受け継がないそうです。
バイリンガル教育についての参考文献
- アダムペック編集・迫 和子訳 「バイリンガリズムのABC」全日本語学協会学会バイリンガリズム研究部会
- 全日本語学協会学会バイリンガリズム研究部会ウェブサイトの”Monographs”で、バイリンガル教育についての資料をいくつか無料で読むことができます。https://www.bsig.org/monographs
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Good Morning!
Today I am going to write about the “Raising Bilingual Children in Japan” seminar organized by the Tokyo Children’s Garden. The presenter was Ms. Mary Nobuoka who is a specialist in Bilingual education. It was useful to get a basic information of the benefits and challenges of raising a bilingual child and to get ideas and tips.
Personally, I found the concept of “majority and minority language” really useful in thinking about bilingual education. The majority language is the language with a stronger command for the child. Apparently, language used in the child’s school becomes the majority language. So, for children attending international schools, English will be their majority language and Japanease will be their minority language. Ideally, 30 per cent of chilren’s time needs to be set aside for the minority language. In real life setting, this means if your child is speaking English at school, speak Japanese at home.
It was also interesting to hear the value of parents speaking both languages regardless of their confidence. By speaking both languages, the parents are sending a strong message that both language have importance. It was also comforting to hear that we do not need to worry about our children picking up language mistakes from parents as they have good ears!